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アーバンエステート元会長ら詐欺容疑で逮捕! [本業のハナシ]

アーバンエステート元会長ら、詐欺容疑で逮捕!

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110104-00000514-yom-soci

事のきっかけはもう2年前になるんですか。
住宅会社「アーバンエステート」が倒産とのニュースがあり、
直前まで住宅の建築費用をかき集めての倒産。
あきらかに”計画倒産”と思わせるような行動。
一時はバンバンCM流して活気のいい印象を打ち出してたけど・・・
業界内、特に埼玉では下職さんの間では「要注意」住宅メーカーだった。
有名な話で今回逮捕された元会長は会社を興しては倒産させるを繰り返しやり、
「あの人のところの仕事は最初だけ。早く足抜けしないと巻き込まれるよ。」
という話はいろんなところで聞かされた。

実はあとで知ったのだが設計仲間がアーバンの下請けの仕事をやっていて
ひっかかってしまったのだ。
職人さんだと別の現場とかで他の職人さんと顔あわせる機会が多いので
口伝えで悪い情報やうわさを知ることができ警戒できるのだが、
設計業界はあまり横のつながりが少ないのが現状なのだ。
設計士同士まったくつながりがないわけでもないのだが
職人さん同士のようなコミュニティーはない。だからそんな情報も入りにくいのだ。
仲間からアーバンの仕事やっていることもっと早く聞いてれば
情報教えてあげられたのに・・・と悔やむ。
自分もアーバンじゃないけど別の会社で民事再生おこされて
かなりの金額踏み倒されているので仕事やって金もらえない怒りや
その後の苦しみはなにものにも変えられない。

でももっとつらいのは依頼したお客様だろう。
ン千万の借金を抱え、やっとの想いで家を建てようとお金を払ったけど
建物も出来上がらない。それどころか建物の影すらない。
結局は会社の倒産、民事再生で泣き寝入り同然の状態。
借金だけはそのまま払い続けなければならず、あまりにもやりきれない!

あれから約2年ほど経過し、業界では瑕疵担保履行法で瑕疵担保責任保険を
課すことになったり、契約時の工事代金の支払い方法についても
改善は見られるようになったが、建設業法そのものは変わっていないんです。
業法のそういう部分の罰則はまだまだ甘い。
国交省のネガティブ情報等検索サイトもあるのだが、あくまで法令違反した業者や人物だけ。
経営的な部分や品質に関しては専門調査会社で調べてもらうか、自分の足で調べるしか
なかったりするのが現状。
新年になり、毎年住宅会社のCMがバンバン流れている。
全部の会社がアーバンのような会社ではないと思ってるが、
あまりにも嫌ってほどCMを目にする。
そういうのを見てはうちらの仕事が単に住宅という物を売っていて
”人の財産を扱う仕事”ってことを軽く扱っているように見られて嫌だ!
決して「のど元過ぎれば・・・」にならないでほしい。そう思う私でした。


 


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